防水工事とは?

建物の内部に水が入り込むのを防ぐ工事を行っています。
新築時に防水工事を施していても、経年劣化で効果が薄れていくことは免れません。
水が建物の内部に入り込むと、木造では建物を支える柱や梁が腐り、コンクリートでは中性化して鉄筋に錆が生じてしまい、建物の躯体強度がどんどん弱くなってしまいます。
定期的に点検とメンテナンスをして、経年劣化を防ぎ、美観を保ち続けましょう。
下記では一徹工業が行っている各種防水工事をご紹介します。

塗膜防水

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塗膜防水工事は、下地を塗り防水層を形成する工法です。
施工場所の形状が複雑でも、確実に施工できるのが特徴で、しかも軽量です。
施工場所に物があっても、別素材の旧防水層があっても、その上から施工できます。
また工期も短く、コストも比較的お安く済みます。
また、撤去する廃材も出ないので、環境保全・産廃処理の観点からも優れています。
シームレスな防水層ができ、屋上やベランダなど施工場所を問わず、臭いや熱の発生もないので、周辺環境へも優しい工法です。

塩化ビニール系シート防水

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塩化ビニール樹脂系のシート状の材料1枚で構成される防水層です。屋外での日光による紫外線、熱等に対し優れた耐久性を持っているため、屋上防水で採用されることも多い塩化ビニールシート防水。

10年~20年程度の耐用年数が期待できます。自然環境の影響を全面で受け止め続けている屋根だからこそ、耐久性の高いシート防水と言えども劣化を免れることはできないため早期メンテナンスが建物の健康を維持するために大変重要です。

アスファルト防水

アスファルト防水は、古来より使われている信頼性の高い工法と材料で行います。液状の溶解アスファルトと、アスファルトシートを組み合わせて、防水性の高くて厚みのある防水層をつくります。何度も重ねて二層以上にしていく、積層工法が原則です。水密性(水がもれない)、耐久性も高いので、施工の不具合が出にくいのです。アスファルトを溶融する際に、においと煙が発生します。そのため、弊社では、アスファルトルーフィング材をトーチバーナーで溶着させ、熱や煙などが発生しない安全な、トーチ工法で施工しております。

シーリング防水

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シーリング工事とは、「建物の外壁ボード間のつなぎ目」や「外壁とサッシの隙間」など、動きの多い目地(部材間の継ぎ目)または隙間などに高度の防水性・機密性等を確保することを目的とした工事です。シーリング工事を行うことによって、建物の隙間からの雨水の侵入を防ぐことができます。

また常に外部環境にさらされるシーリング材は、太陽の紫外線の影響を受けて、約5年経過するとひび割れ、肉やせ、はく離などの劣化がはじまってしまいますので、シーリングの役割をしっかりと果たすには、定期的なメンテナンスが必要です。

 

外壁下地補修

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下地補修とは建物の改築などの際、塗装や防水などの施工をする前に塗面を補修する工事のことです。

コンクリートのはがれ・欠損や、コンクリート内部に渡してある鉄筋のサビ、外壁のひび割れ部分、外壁のタイル部分のはがれ等を新しいものに替えて補修をしていきます。下地補修をきちんとすることで、コンクリートの剥がれやひび割れが起きにくくなり建築物の寿命を左右する大切な作業だと言えます。定期的に建物の状態を観察し、こまめに補修を行っていくことが大切です。